当院の入れ歯(義歯)について

当院では、しっかりと噛めて食事を笑顔で楽しめる入れ歯づくりを追求し、お客様一人ひとりに合わせた入れ歯(義歯)をご提供させていただいております。

また「入れ歯が合わない」多くの原因として、歯が折れていたり抜けているなどがあげられますが、その際は入れ歯の製作と合わせて、最適な治療をご提供させていただきます。「初めて入れ歯を作りたい」という方はもちろん、今ご使用されている「入れ歯が合わない」という方もお気軽にご相談ください。

入れ歯は「人生3番目の歯」

近年の研究では、人間の歯の寿命は平均60年程とされていますが、人間の平均寿命とあわせて考えると、歯がなくなってから20年以上も長生きできる時代にあります。そうした背景からも、乳歯、永久歯に続く自分にピッタリの「人生3番目の歯」の必要性もまた、より一層高まりつつある時代であると言えます。

「よく噛める」ことによる効能

脳のはたらきを活性化

厚生労働省の統計によると、アルツハイマー患者のほとんどが歯が無くなっていることが分かっています。よく噛むと顎がポンプの役割を果たし、血流が良くなることで心臓の働きを助けるとともに、脳の働きを活性化してくれます。

病気の予防・健康づくり

唾液には殺菌作用や発ガン物質など体に害があるものを対外に排出する働きがあります。よく噛むことで唾液の分泌が促されるため、病気の予防にもつながります。

入れ歯を長持ちさせるには?

入れ歯を清潔により長持ちさせるには、適切なメンテナンスが大切です。入れ歯洗浄剤を使うなどのケアとともに、少なくとも半年に1回は当院での定期検診を受診されることをおすすめしております。

定期的な入れ歯のクリーニングや、合わない部分があれば裏打ちをして調整するなどして、しっかり噛める入れ歯を長く維持できるよう末長くサポートさせていただきます。

入れ歯の種類

保険診療

◯レジン床義歯

保険診療で利用できる素材は限られており、総入れ歯・部分入れ歯ともにレジンというプラスティック製のみとなります。

メリット ・修理や調整がしやすい
・安価で作れる
デメリット ・噛み心地が悪い場合がある
・床(本体・土台部分)に厚みがあるので違和感がある
・耐久性がやや劣る

◯部分入れ歯

数本の歯を失った場合には、部分的な入れ歯を作ります。保険診療では金属のバネ(クラスプ)で固定するタイプのみとなります。

メリット ・安価で作れる
デメリット ・金属のバネが目立ちやすい
・固いものを噛みにくい
・バネを引っかける健康な歯に負担がかかる

自費診療

◯シリコンデンチャー・ノンクラスプデンチャー

シリコン素材で歯ぐきに当たる部分の負担を軽減します。また、部分入れ歯では金属のバネを使用しない
仕組みです。

(料金)シリコンデンチャー
(片顎)100,000〜300,000円(税別)

(料金)ノンクラスプデンチャー
(片顎)100,000〜200,000円(税別)

メリット ・シリコンで吸着するので周囲の歯に負担をかけない
・クッション効果で噛み締めることができる
・金属のバネを使用しないため見た目が自然
・金属アレルギーの心配がない
デメリット ・時間経過とともに変色する場合がある
・温度変化に弱いため変形に注意が必要
・飲食物の温度が伝わりにくい

◯マグネットデンチャー

超小型の磁石で入れ歯を固定するタイプの入れ歯です。安定したつけ心地でありながら、取り外しを楽に行えます。

(料金)磁性アタッチメント
(1部位)50,000円(税別)

メリット ・見た目が自然できれい
・噛み心地がよい
・安定していて長持ちしやすい
・健康な歯に負担をかけない
デメリット ・磁石を埋入できるのは神経を取り除いた現存の歯のみ
・頭部のレントゲン検査(MRI)に影響する
・金属アレルギーの方は適用できない

◯金属床義歯

床(本体・土台部分)が金属製の入れ歯です。軽くて生体親和性に優れた金属を材料にしたものを扱っています。

(料金)金属床義歯
(片顎)300,000円(税別)

メリット ・薄くて軽量
・飲食物の温度が伝わりやすく食事がおいしい
・丈夫で汚れにくい
・身体に優しい金属のため金属アレルギーの心配が少ない
デメリット ・自費診療で高額になりやすい

◯インプラントオーバーデンチャー

外科手術で数本のインプラントを顎の骨に埋入することで固定する入れ歯です。入れ歯がしっかりと固定されるため装着感に優れ、またご自身で取り外すこともできます。

(料金)インプラントオーバーデンチャー
(片顎)1,000,000円(税別)

メリット ・しっかりと固定できて外れにくい
・非常に噛み心地がよい
・見た目が自然できれい
・取り外しが自分で簡単にでき、お手入れしやすい
デメリット ・自費診療で高額になりやすい
・インプラントを埋め込む外科的手術が必要
・顎の骨の状態によっては適用できない